【うつ病】お布団生活から外の世界へ
どのタイミングで社会復帰するか?
僕は2021年3月からアルコール依存症と、それに伴ううつ病の為、仕事が出来なくなりました。
7月には会社の規定により、休職期間満了のため退職しました。
仕事が出来ない期間は、健康保険の傷病手当を受給しながら生活していました。
傷病手当についての詳しい記事はコチラです😀

傷病手当の受給期限は1年6ケ月と決められています。
僕は2021年3月から支給が開始されたので、2022年9月までは傷病手当が受給できます。
鬱が酷い時は、これからの事なんて考える余裕はありません。
考える余裕があるとか無いとか関係なく、今現在の事さえ考えるのがキツイ状態なので・・・😥
一人暮らしで食事の準備や買い物も苦痛になってしまった僕は、1ヵ月間入院する事に決めました。
2021年7月9日~8月12日まで入院しました。
入院中、栄養のある食事を食べる事で体重も約5kg位増え、朝6時に起床し夜21時に寝る習慣ができました。
退院後、なんとか生活習慣を維持することが出来、自分で食事も準備できるようになってきました。

さて、これからどうしよう・・・
- 傷病手当の支給期限(2022年9月)になっても回復出来なければ、生活保護を受給する。
- 合わせて、障害年金の申請をしてみる。(回復のレベルによりますね😀)
- 焦らず、傷病手当の支給期限(2022年9月)まで自宅療養して、失業給付に切り替えて仕事を探す。
- 回復でき次第、失業給付に切り替えて仕事を探す。
- 回復でき次第、前職へ復帰の相談をしてみる。
9月位から1ヵ月に1回の受診日にも、主治医と社会復帰に向けての方法やタイミングを相談できるようになってきました。

1日中寝込む日も無くなってきた!
そろそろ大丈夫!・・・だと思う。
でも、いきなり1日8時間の仕事をする自信は全くありません。
前職のタクシー会社も、「いつでも戻っておいで。」と仰って下さったのですが、自信がありません。
そして11月24日・・・。

けんしろ★さんに働く意欲があるなら、
お仕事をしてもいいですよ。

ようやく主治医からの就労許可が出ました!
これでハローワークへ行って、お仕事探しが出来ます😀
症状が改善されており、11月24日から労務可能と判断する。
ただし、1週間に20時間程度の勤務とし、夜勤は禁ずる。
主治医意見書より
1週間に20時間程度の勤務・・・
今の僕にはちょうど良い時間だけど、時給1000円として・・・
1週間20時間×1000円=20,000円 4週間で80,000円では生活出来ません。😭
ハローワークへ行って相談してみる事にしました。
就労移行支援という選択
傷病手当金から失業給付金への切り替え

けんしろ★さんが失業給付金を受給した場合、大体いくら貰えるか調べてみましょう。
これからどうしていくかは、金額を聞いて決めても良いですよ。

か・・・神対応だ!
ありがとうございます
僕の傷病手当金は1ヵ月に約115,000円でした。失業給付金の方が少ないようなら、今まで通り自宅療養でも構わないとハローワークの職員さんが言って下さったのです。
一般的には傷病手当金の方が失業給付金よりも、たくさん支給されるケースの方が多いという事でした。

けんしろ★さんの失業給付金は、1日約5,000円ですよ。
1ヵ月で約150,000円です。どうされますか?

多いではないか!
失業給付金を申請します😀
詳しい計算方法は分かりませんが、僕は失業給付金の方が多いケースでした。
これからの選択肢
傷病手当の支給期限(2022年9月)になっても回復出来なければ、生活保護を受給する。
合わせて、障害年金の申請をしてみる。(回復のレベルによりますね😀)焦らず、傷病手当の支給期限(2022年9月)まで自宅療養して、失業給付に切り替えて仕事を探す。- 回復でき次第、失業給付に切り替えて仕事を探す。
- 回復でき次第、前職へ復帰の相談をしてみる。
この時点で、1と2が消えました。
ハローワークの障害者窓口
僕はアルコール依存症とうつ病であることを、就職先に理解してもらった上で働きたいと思っています。
そうする事により、仕事の選択肢が制限されてしまったり、お給料も安くなると思います😥
でも、負担が少なく仕事に振り回されない生活=僕の時間、楽しみを最優先の生活にしたいのです。
ハローワークの障害者窓口を利用する事により、以下のメリットがあります。
※雇用保険の被保険者であった期間・年齢によって変わります。
障害者窓口を利用するメリット
- 失業給付金を頂ける日数が増える
通常:90日➡障害者:360日 - 給付制限期間(失業の認定をされてから、失業給付金が頂けるまで給付が無い期間)
通常:2~3ヶ月後から支給開始➡障害者:7日間の待期満了後すぐに支給開始
上記の例は、雇用保険の被保険者であった期間=1年以上、年齢=45才以上65才未満の場合です。
あなたの状況により変わりますのでご注意ください😀

すぐにお仕事を探しますか?

主治医から週に20時間程度と言われてるし・・・
フルタイムの勤務はまだ厳しいです。
パソコンの勉強等できる所があると聞いたことが
あるのですが・・・

でしたら、就労移行支援事業所へ
通われたらいかがですか?
県内にある就労移行支援事業所のリストを貰いました。
家からの距離やサービス内容をインターネットで調べて、数ヶ所の事業所へ見学に行きました。
就労移行支援事業所とは?
就労移行支援とは?
企業で働きたい方を対象に、それぞれの障害に配慮しながら、働く為に必要な知識や能力を身に付ける為の支援を受けられる障害福祉サービスです。
- 利用対象者:基本的に、一般就労を希望する障害のある方
- 利用期間:利用期間は24ヶ月(状況に応じて最大1年間の延長が可能)
- 利用料金:利用料金はサービス提供の1割を上限とし、世帯所得に応じて負担上限額が設けられています。
生活保護受給世帯・・・0円
市区町村民税非課税世帯・・・0円
前年の収入約300万円以上~約600万円以下の方・・・9,300円
前年の収入約600万円以上・・・37,200円
- 利用方法:障害福祉サービス受給者証が必要です。
- 障害者手帳の有無について:障害者手帳を持っていなくても、医師の診断書や定期的な通院があれば、各自治体の判断により利用可能な場合があります。
障害福祉サービス受給者証は、市役所の障害福祉課で手続きをしました。
以前、自立支援医療受給者証を発行してくれた所です。 自立支援医療受給者証 を提示すれば、診断書なしですぐに手続きができ、約2週間で自宅へ届きました。
自立支援医療受給者証に関しては、コチラの記事でご説明しています。
5.「金銭的なサポート」をご覧ください😀


僕は昨年度に収入があったので、
1ヶ月9,300円(昼食込み)で利用できます
お昼ご飯に、栄養バランスの取れた食事を食べれるのは、本当に助かります😄
就労移行支援事業所で受ける事の出来るサービス
僕が通っている就労移行支援事業所の許可を頂けたので、ホームページのリンクを貼っておきます。
『アクセスジョブ岡山南中央町』
僕がこちらに通う決め手になったのは、自分に合った「個別支援プログラム」を作れること。
豊富なカリキュラムの中から、自分の勉強したい項目を選んで、僕だけのスケジュールを組むことが出来る事が、大きな魅力でした。

今僕は、パソコンのExcelとピアカウンセラーの資格取得に向けて
勉強しています😄
その他、ウォーキングをしたり、個別で悩み事を聞いて下さったり、一日中パソコンの前でお勉強・・・という訳ではないので、自分のペースでカリキュラムを進めて行くことが出来ます。
僕としては、ここで3~6ヶ月間新しい生活リズムを整えながら勉強して、就職に繋げる事ができたら良いなと考えています。
せっかくなので、似たような名前のサービスとの違いを調べました。
就労移行支援と混同されがちなサービス
- リワーク施設:現在お仕事を休職中の方が、復職に向けて支援プログラムを行う施設。
- 就労継続支援(A型):障害のある方が一般企業への就職が不安、あるいは困難な場合に、一定の支援がある職場で雇用契約を結んだ上で働くことが可能な福祉サービスのこと。
- 就労継続支援(B型):障害のある方が一般企業への就職が不安、あるいは困難な場合に、雇用契約を結ばないで軽作業などの就労訓練をおこなうことが可能な福祉サービスのこと。
就労継続支援(A型)の場合、雇用契約を結んだ上で、週に20時間の勤務をするので、ハローワークでは、就職(勤務先が決定した)とみなされるそうです。

A型だと失業給付金が貰えなくなるんですね。
再就職手当の対象になるのかなぁ?🤔
再就職手当については、ハローワークインターネットサービスのリンクからご確認下さい😀
ここまでの道のり
僕がうつ病になってから、これまでの道のりを振り返って、社会復帰のタイミングについて考えてみます。
僕の場合8月12日に退院して9月になっても、服薬や生活リズムが崩れなかったのが良かったように思います。
10月に入り、『外に出たくてウズウズする』事が多くなりましたが、服薬と生活リズムを保ち、生活を楽しむことを優先に考えました。結果、12月まで焦らず様子を見る事になりました。
僕のうつ病の経過
- 2021年1月仕事をしながら毎日飲酒する生活
睡眠薬をアルコールで流し込んで眠る日々 - 3月眠れない日が続き、仕事に行けなくなる
- 4月正式に『うつ病』の診断書が出る。
会社も休職の手続きをする。 - 5・6・7月布団とトイレの往復の日々
夜中にコンビニへ行く程度。
退職 - 7・8月月をまたいで約1ヵ月入院
- 9月4月から準備していたこのブログをやっと書けるように!
入院中の生活リズムは維持出来ている。
復帰を考えはじめる。 - 10月本屋さんや図書館等、外へ出たくてウズウズする日が多くなる。
焦らないで復帰はガマン。 - 11月あと1ヵ月復帰をガマン。12月~活動を開始したい事を主治医と相談。
- 12月就労移行支援事業所へ

12月になった今でも、耳鳴りや酷い倦怠感に襲われる事があります。
物忘れや集中力も、元気な時より悪いと思います。
これから先もしかしたら、何かがきっかけで症状が悪化してしまうかもしれません。
でも、『外に出たくてウズウズする』気持ちが増える事が、社会復帰へのひとつの目安のように感じます。
あなたが社会復帰される上で、ひとつの例として参考になれば幸いです😀